特色検査について

特色検査の「自己表現検査」は、昨年度まで「独自入試」を実施していた高校のほとんどが実施をする形になっています。本年度から初めて実施されますが、実施する高校では問題例を掲載しているところもあります。
下に解説を掲載致しましたので是非ご覧ください。

2013年度入試より新たに導入される特色検査は、過去問や入試データが存在せず、対策に困っている受験生も多いかと思います。
長年にわたって横浜翠嵐高校や柏陽高校の記述型前期入試に対応してきたスタッフが、独自の作文指導のノウハウを生かして、特色検査を徹底研究。
志望校別の順位を出せる特色検査模試として、今回の模試を開発しました。
神奈川県進学模試とセットで受験いただくことでより正確なデータを提供できますので、特色検査実施校を受験予定の方は、ぜひお申込みください。

特色検査模試の対象校一覧

各高校の問題分析の詳細は、高校名をクリックしてください。

厚木高校小田原高校希望ヶ丘高校湘南高校
西湘高校柏陽高校平塚江南高校横浜サイエンスフロンティア高校横浜翠嵐高校
横浜緑ヶ丘高校(内申:入試:面接:特色=3:5:2:2)|市立南高校(内申:入試:面接:特色=3:5:2:2)



2013年 特色検査 高校別比較

問題種別・問題総数

2013年 特色検査 高校別比較 問題種別・問題総数
※1 記述(クローズ)とは、与えられた条件や資料から読み取れることを記述するもので、正解が存在する問題です。
※2 論述(オープン)とは、自分の意見や考えを論述させるもので、正解が多数存在する問題です。


科目の割合

2013年 特色検査 高校別比較 科目の割合



各高校の特色検査問題解説

厚木高校

2012年事前公表資料
解説 問題例
(I)は文系、(II)は理系と二分していると言える問題です。
題材は見慣れないかもしれませんが、全体的には標準的な入試問題で、複数の教科を組み合わせて出題されています。
文系(I):【英語】と【社会(時事問題を含む)】の組み合わせです。
説問単位に分けると、『問1』社会、『問2(1)』英文和訳、(2)英語の適語補充。
(3)は要約問題ですが、元の文章が短いため、実際は単純な和訳問題です。
基礎を固めること、設問を適切に読解することが重要です。
理系(II):【数学(理科)】と【国語】の組み合わせとなっています。
題材は珍しいですが、問1は国語の読解問題です。
問2は理科と国語なので計算過程を説明するための文章力が問われています。
「日本語で説明」する文章力は、意識して訓練する必要があります。
厚木高校特色検査
問題例

2013年 特色検査解説
総問題数13問時間50分総評英語・数学とも公立入試と同じようなレベルの内容だが、複数の教科を組み合わせて出題する傾向が確認できる。
論述問題が出題されなかったことも特徴のひとつとしていえるだろう。
問題例 問:(和訳)We have made the monkey's living area smaller ,so they can't get enough food.(現在完了の出題例)
問:銀7500gを両替商にて2.5%の手数料を支払った上で、小判何両分と交換が可能か。ただし、交換比率は小判1両=銀50匁、また、1匁=銀3.75gとする。<百分率と比>(問題Ⅱ・問7)
詳しい設問分析はこちらをご覧ください
問題種類別分析 ※1 記述(クローズ)とは、与えられた条件や資料から読み取れることを記述するもので、正解が存在する問題です。
※2 論述(オープン)とは、自分の意見や考えを論述させるもので、正解が多数存在する問題です。
科目別分析


小田原高校

小田原高校
解説 問題例
文系『問1』と理系『問2』に二分されています。小田原高校の問題は「単純な内容を、慣れない形式で問う」という特色検査の典型と言えます。
それぞれ、主に主要3科目の延長線上にある設問です。位置づけとしては、これまでの独自問題の代わりになっています。
『問1』は「竹取物語」を題材とした国語・英語の設問です。
(ア)―(1)は標準的な難易度の要約問題ですが(イ)―(1)は古文と英語の横断型問題です。
見慣れない組み合わせ・「言葉遊び」の要素・英語では意外に書きづらい表現で構成されています。
『問2』は単位を扱う数学。「尺」という普段私たちが使わないような単位が出てきますが、問題の内容は基本的です。
焦らないことが重要です。
設問数は公表されていませんので、例題は難問ではありませんが、問題数が多いと苦戦する可能性が大いにあるので注意してください。
小田原高校特色検査
問題例

2013年 特色検査解説
総問題数23問時間50分総評答え方を指定される問題が多い。主要三教科からの出題が中心だが、知識そのものを問うよりも、単純な内容を慣れない形式で問う傾向が確認できる。
問題例 問:秒速1mの風の中で、1Nの空気抵抗を受ける物体Aと、0.4Nの空気抵抗を受ける物体Bがあり、物体Bに秒速2mの風が吹いていて、物体Aには風が吹いていないものとする。このとき、次の文章の空欄を埋めよ。
→「空気抵抗が等しいので、(ア)=X・X となる。これを解いてX=(イ)(ウ)となるが、X=(イ)は答えとして適さないので、X=(ウ)である。(問題4・(3)改)
詳しい設問分析はこちらをご覧ください
問題種類別分析 ※1 記述(クローズ)とは、与えられた条件や資料から読み取れることを記述するもので、正解が存在する問題です。
※2 論述(オープン)とは、自分の意見や考えを論述させるもので、正解が多数存在する問題です。
科目別分析


希望ヶ丘高校

希望ヶ丘高校
解説 問題例
どれも中学校の科目にあてはまるのでわかりやすい例題です。
突拍子がないと思える問題は少なく、「正しく読み、書く」ことを重視した検査になっています。
新傾向入試の出題例として出された【国語】や【社会】によく似た性質で、読解力・作文力の強化が強く求められています。
I:【国語】と【数学】が組み合わされていますが、『問2』では文章で表現する必要があり、文章記述に慣れていないと難しいでしょう。
II:【社会】の2013年度の新傾向入試の出題例に似た問題です。データの読み取り能力と説明能力が問われます。
III & IV:【国語】で、段落の順番を正しく並べるには、前後の文脈把握が必須です。また、国語の延長にある論理の説明問題です。
希望ヶ丘高校特色検査
問題例

2013年 特色検査解説
総問題数9問時間50分総評基本的に、単純暗記は重要視されず、基礎的なことは覚えていることを前提とした思考力を問われる問題が多く出題されている。ただし、その際には、正確に資料や情報を読み取り、正確に論述することが求められる。
問題例 問:<太郎のクラスで自転車通学をしている人間は6人で、この6人は全て運動部員である。>この条件より確かに言えることはどれか。
1:太郎は運動部の部員ではない。
2:太郎のクラスの運動部員は6人である。
3:太郎のクラスには少なくとも6人の運動部員がいる。
4:太郎のクラスの運動部員は全員自転車通学をしている。
5:太郎のクラスでは運動部員以外は自転車通学をしていない。
詳しい設問分析はこちらをご覧ください
問題種類別分析 ※1 記述(クローズ)とは、与えられた条件や資料から読み取れることを記述するもので、正解が存在する問題です。
※2 論述(オープン)とは、自分の意見や考えを論述させるもので、正解が多数存在する問題です。
科目別分析


湘南高校

湘南高校
解説 問題例
ぱっと見ると、戸惑ってしまう意外性に富んだ問題が特徴です。
例えば、『例題66』です。この問題は、"音楽"と"計算"が組み合わせてあり、要素を単純化してみる必要があります。
しかしこの問題は分解することで基本的な問題として見ることができ、計算しやすい数値設定となっています。
『例題1・問2』では、時間がかかるかもしれません。その理由は、作図を文章で表現するという普段あまり接することがない問題だからです。
これらの問題は、基本的な知識の「組み合わせ方」を慣れないものに変えているところが共通点であり、大きな特徴となっています。
湘南高校特色検査
問題例

2013年 特色検査解説
総問題数14問時間60分総評国語と社会、のような5教科の横断だけではなく、音楽と数学、技術と理科、4教科を横断する点も特徴として挙げられる。また、携帯電話と数学といったように、身近な物事と勉強を結びつけている点も確認できる。
問題例 問:♪=90のとき、「ソ」の音が8回演奏すると、この音の総演奏時間は何秒になるか答えなさい。(問2 イ 改)
詳しい設問分析はこちらをご覧ください
問題種類別分析 ※1 記述(クローズ)とは、与えられた条件や資料から読み取れることを記述するもので、正解が存在する問題です。
※2 論述(オープン)とは、自分の意見や考えを論述させるもので、正解が多数存在する問題です。
科目別分析


西湘高校

西湘高校
解説 問題例
特定の教科とはあまり結びつかない一種の「パズル」問題です。
文章と図をもとに、4人の中学生が移動する位置関係をつかむように構成されています。
解答に必要なことはすべて設問に含まれ、条件を正しく読み取り、図にあてはめれば正解が出ます。
ただし、読み間違いや書き間違いをしやすいようなトラップがたくさん仕掛けられています。
また、検査時間が30分なので、例題で示されたような問題1問が全てという可能性があります。
読解・推測の正確性で合否そのものが決まる可能性が大きいことに留意してください。
西湘高校特色検査
問題例

2013年 特色検査解説
総問題数7問時間50分総評金環日食に関する問題と、発表されていた通りの論理パズル問題が出題された。ただし、読み間違いや書き間違いを誘発するような問題であるため、正確に情報を読み取る能力が求められる。
問題例 詳しい設問分析はこちらをご覧ください
問題種類別分析 ※1 記述(クローズ)とは、与えられた条件や資料から読み取れることを記述するもので、正解が存在する問題です。
※2 論述(オープン)とは、自分の意見や考えを論述させるもので、正解が多数存在する問題です。
科目別分析


柏陽高校

柏陽高校
解説 問題例
日本のエネルギー事情に関する資料を読み解き解答する問題です。
【英語】の力が要求されるのは設問1・3・4で、正確な読解力が必要です。
【国語】の要約力を求めるのが設問1・4、説明(作文)力が求められるのは設問1・2・3・4です。
【数学】は『設問2の問1』で比の理解と推測の力を確かめ、『問2』で複雑な計算をすばやく正確に行う力を問われます。
例題はわずか5問ですが、多くの学力要素が盛り込まれ、きわめて密度の高い問題です。
実際の設問数などは未発表なのでわかりませんが、理科・社会の知識的要素が削られています。
「読解・判断(計算)・表現」の本質だけを問われる点が柏陽高校の特徴です。
柏陽高校特色検査
問題例

2013年 特色検査解説
総問題数15問時間50分総評国語以外の科目的な知識は通常及び常識的な範囲で十分対応が可能。ただし、国語の難易度は他の科目と比較して高く、分量も多い。総合的な読解能力、記述力が求められる。学校の勉強以外にも新聞を読んだり、それに対して自分の意見を持ち、それを表現することを日ごろから心がけていきたい。
問題例 問:本文中キーワード「天の羽衣がきてなでる幸運」とはどういうことか、文章全体からわかることをまとめなさい。(問1 (ア) 改)
詳しい設問分析はこちらをご覧ください
問題種類別分析 ※1 記述(クローズ)とは、与えられた条件や資料から読み取れることを記述するもので、正解が存在する問題です。
※2 論述(オープン)とは、自分の意見や考えを論述させるもので、正解が多数存在する問題です。
科目別分析


平塚江南高校

2012年事前公表資料
解説 問題例
文系『課題1』と理系『課題2』に二分されています。
2題で5教科すべてを網羅しています。
課題1:分野も難易度も分散されていることが特徴です。
詳細を見ると、漢字と英作文(問2)、元素記号の知識問題(問3)、歴史(問4)、説明文や意見文を書く問題(問6,7)
教科別の型どおりの解答ではなく、学習した内容を組み合わせて答えることが要求されます。
課題2は『照明』を題材に時事問題と【理科】と【数学(方程式)】を組み合わせた問題です。
予想しない順番・組み合わせで難易度が高めの問題が登場する点が特徴です。
制限時間50分に対して問題数が非常に多いです(約20問)。時間的にきわめて厳しい点に留意してください。
平塚江南高校特色検査
問題例

2013年 特色検査解説
総問題数19問時間50分総評基本的には理社の知識を国語・英語の知識を使って「説明させる」ことを主眼として問題が作られている。資料全体に目を通し、全体像を把握させ、あくまでも「前後の流れ」「文脈」に対する意識があることが解答できる前提になっている。自分の持っている知識を応用するというよりは、分かりやすく説明する能力が求められている。学力検査的傾向がやや強い。
問題例 問:海外旅行に「行った方がいい」か「行かなくて良い」かについてあなたの意見を簡潔に書きなさい。その際、下記の慣用句をどれか1つ使用すること。<住めば都・灯台下暗し・目からうろこが落ちる・二の足を踏む・案ずるより産むが安し>(3頁、問8)
詳しい設問分析はこちらをご覧ください
問題種類別分析 ※1 記述(クローズ)とは、与えられた条件や資料から読み取れることを記述するもので、正解が存在する問題です。
※2 論述(オープン)とは、自分の意見や考えを論述させるもので、正解が多数存在する問題です。
科目別分析


横浜サイエンスフロンティア高校

横浜サイエンスフロンティア高校
解説 問題例
発表資料には、「検査の概要 理科・数学・英語など各教科の基礎的・基本的な知識・技能を広く活用し、与えられた教科横断的な課題に対して、提示された資料をもとに記述する。」とあります。
ただ理数の知識を持っているだけではなく提示された資料を読み解く力も問われることになるでしょう。
横浜サイエンスフロンティア高校特色検査
発表資料

2013年 特色検査解説
総問題数7問時間60分総評知識を答えさせる問題ではなく与えられた資料から普段なじみのないような現象を思考させる問題。論理的思考力だけではなく、英文の読解力、社会の知識、数学の「資料の整理」そして、国語の文章表現力が求められる。
問題例 問:海洋温度差発電の実用化を進めるためのアイデアを具体的に書きなさい。なお、説明には図や絵などを用いてもかまいません。(問4)
詳しい設問分析はこちらをご覧ください
問題種類別分析 ※1 記述(クローズ)とは、与えられた条件や資料から読み取れることを記述するもので、正解が存在する問題です。
※2 論述(オープン)とは、自分の意見や考えを論述させるもので、正解が多数存在する問題です。
科目別分析


横浜翠嵐高校

横浜翠嵐高校
解説 問題例
(※2012年度前期試験)
問題は下記3分野に分かれています。
◎自然科学(数学・理科)
◎社会科学(公民)
◎人文科学(国語・英語・地理歴史)

問題が多岐にわたることと、その内容から全国有数の難易度です。
横浜翠嵐高校を突破するためには、下記の3つの力が必要になります。

(1)自分の意見を、短い時間の中で長い文章にまとめる力
(2)見慣れない資料を読み解く力
(3)大量の情報を分析する力

問題を解くことを通して「論理的思考力」「判断力」「推測力」「表現力」という学問の本質を体験させようとする意図が伺えます。
横浜翠嵐高校特色検査
問題例

2013年 特色検査解説
総問題数8問時間60分総評論理的思考力、大量の情報を分析する能力、解答を作成する際の表現力が求められる。資料も見慣れないものなので、動揺せず正確に読み取る力も必要となる。試験時間は60分だが、資料、解答ともにかなりの量の作業をこなさなければならないため、スピードも大変重要視される。
問題例 問:人間が他人や隣人に「あなたはどのようにお苦しいのですか?」と問いかける態度が必要である。と筆者は考えているが。これについて以下の問いに答えなさい。A:苦しみを伴う日本社会における課題を1つ挙げ、その苦しみの現状とそれが生じている背景について述べなさい。B:その苦しみを解決するために、国が取り組むべき具体策を自分で考えて述べ、合わせてその取り組みの中であなた個人がなすべき行動についても具体的に述べなさい。
詳しい設問分析はこちらをご覧ください
問題種類別分析 ※1 記述(クローズ)とは、与えられた条件や資料から読み取れることを記述するもので、正解が存在する問題です。
※2 論述(オープン)とは、自分の意見や考えを論述させるもので、正解が多数存在する問題です。
科目別分析